数学は社会で役に立つのか

数学は、ことわざに似ているなぁと思っています。

この世界から、ひたすら具体的なものを取り除いていったときに残るもの。そこに残ったパターンや関係性が、数学ではないでしょうか。

子どもは抽象的に考えるのが苦手なので、足し算をリンゴやミカンの数でイメージします。「1+2=3」という抽象的な概念に、具体例を当てはめて考えます。抽象的な数学 vs 具体的なものごと という構図です。

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アナログコンピュータの時代

量子コンピュータやDNAコンピュータ、最近ニュースになることが少しずつ増えてきました。

日本人が発明した、粘菌コンピュータなんて言うのもあります。粘菌というアメーバ状の菌に迷路を解かせたり、都市間を効率的に結ぶ地図を作らせたりする技術です。

いま僕らはデジタルの時代に生きていますが、上記は “デジタル + アナログ” の技術です。粘菌コンピュータ、DNAコンピュータはアナログコンピュータですし、量子コンピュータ(の一部)もそうです。

僕は、アナログコンピューティングの技術は人類にとって、農業の発明や言語の獲得と並ぶような、歴史に残る影響力があると感じています。

インターネットもAI(データサイエンス)も十分すごいのですが、まだあまり世間に認知されていない、アナログコンピュータについて書いてみます。

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